リンパマッサージのポイント

今日は、リンパマッサージのポイントを整理してみました。

自分でも、まとめてみて改めて理解できました。

これから、再度、手元の本を読みなおし、わかりやすいように伝えるべく、改良していきたいと思います。


リンパマッサージのポイント!!

? 手順  
リンパが集まる終点の鎖骨部から行い、少しずつ遠くに向かって行う
 
リンパの最終出口は、鎖骨の下のリンパ節です。体じゅうのほとんどのリンパ(右腕以外)は、左鎖骨の下で、静脈に合流し、排泄されるといわれています。体じゅうのリンパが集まるということは、とても詰まりやすいということです。リンパマッサージを行う際には、最初に、この鎖骨の下にあるリンパ節をほぐすようにして、流しておきます。よく、「鎖骨のリンパ節を空ける」という表現をします。
顔へのマッサージ、足へのマッサージ、お腹へのマッサージ、どの部位を行う時にも、最初に鎖骨を空けてください。


? 方向
流れに沿った一番近くのリンパ節へ

リンパ管は、最終的には鎖骨のリンパ節で静脈に合流するといいましたが、そこにたどり着くまでには、様々なリンパ節を経由します。
たとえば、ふくらはぎ当たりであれば、膝の裏のリンパ節、次にソケイ部など。体の各部にある主要なリンパ節に向かって、リンパを流してください。


? 圧 
皮膚組織のみへの圧

リンパ管は、皮膚の表面に分布しています。皮膚の表面への圧力で十分です。よく、グイグイと押すようなマッサージで、リンパマッサージと言っていることもありますが、本来のリンパマッサージではありません。
温泉に入ったとき、自然と手で、肩から腕をなでたりする動作をすることがありますが、そんな感じの圧力が最適と言われています。


→ リンパマッサージの方法

目パッチリのためのリンパマッサージ

目の周りのタルミをとって、目をパッチリとさせるリンパマッサージ!の方法をご紹介します。

ポイントは、耳の前のリンパ節と鎖骨リンパ節の二つ。

1.目元から頬骨の下を通って、耳の前のリンパ節に向かってリンパを流してください。やさしいタッチがポイントです。

2.目頭から半円を描くように目じりを通って、耳の前のリンパ節にむかってリンパを流してください。

3.耳の前のリンパ節まで、しっかりと流し込んだら、今度は、鎖骨のリンパ節に向かってリンパを流してください。


目の周りは特にデリケート。

特にやさしいタッチで行ってください。

リンパマッサージにおける代表的な手技

リンパマッサージにおける代表的な手技は、「押す」「なでる」の2つだけです。

【 押す 】
リンパ節に詰まった老廃物などを押し出して、リンパを流れやすくします。
リンパ節とは、体中のリンパ管が集まってくる中継点のこと。リンパ節の渋滞を解消しなければリンパ液の
流れはスムーズになりません。

詰まったリンパ節をほぐすのに適した手技が「押す」ことです。

リンパマッサージにおいて、もっとも大切なリンパ節である「鎖骨リンパ節」は、指の腹を使ってやさしく
押してください。あまり強く押すのはNGです。
痛いのはリンパマッサージではありません。

【 さする 】
リンパマッサージでは、もっとも多く使われます。手のひら全体を肌に密着させ、やさしく、なでるように
さすります。
リンパは、皮膚の浅いところに分布しているので、強くさすっても意味がありません。
温泉でお湯を体にかける程度の軽い圧で、やさしくなででください。

さする方法は、全身のマッサージに使われます。顔などの細かい部分には、指の腹などを使います。
強くこすり過ぎないように、リンパマッサージ専用のジェルの使用をお勧めします。


リンパマッサージの方法、やり方

手軽にリンパマッサージを!!

リンパマッサージは手を使って、滞ってしまっているリンパ液(ドロドロリンパ)を、体の各リンパ節に流し込んで排泄し、リンパの流れをスムーズにするトリートメント方法です。

最低限必要な知識を覚えてしまえば、誰にでも簡単にできるのが、リンパマッサージです。

ぜひ、リンパマッサージの方法、やり方覚えて、まず、やってみてください!

あなたも、すぐに効果を体感できるはずです!!

→ リンパマッサージは手軽なものです!!

下半身で大切なリンパ節

足の付け根にある「ソケイ部リンパ節」

ここは、下半身のリンパの最大の通過点です。

下半身へのリンパマッサージでは、「まずここ!」というべきところです。

ソケイ部には、4本の指を差し込むように当てて、そのまま引き上げるイメージでリンパを流したり、お腹の奥に軽く差し込むようにマッサージします。

夜、寝る前には、ぜひ、ソケイ部リンパ節を優しくマッサージしてみてください。
一日の脚の疲れも、きっと楽になると思いますよ。

参考:リンパマッサージの方法

脚やせのためのリンパマッサージ方法

太ももは脂肪がつきやすく、セルライトができやすい場所といえます。

太もものセルライトは、「もみ出し」て、ソケイリンパ節に「流し込む」というイメージです。

リンパマッサージは、基本的には、皮膚表面を優しく撫でるものですが、太もものセルライト解消の場合は、すこし、力を入れてもよいでしょう。

また、セルライト解消には、アロマテラピーも役に立ちます。
セルライト解消に効果の期待できる精油エッセンシャルオイル)は、「グレープフルーツ」です。

いつものトリートメントオイルに、「グレープフルーツ」を適量垂らしてください。

また、脚やせのためには、ひざから下も大切です。

ふくらはぎの場合は、ひざ裏リンパ節の流れを促進させることを意識しながら、  
1.ひざからひざの裏に向かって  
2.足首からひざの裏のリンパ節に向かって リンパを流してあげてください。

脚やせは、セルライト対策とむくみ対策がもっとも重要です。

毎日のケアで、その日のむくみやセルライトは、その日のうちに解消してしまいましょう。

貯めてしまうと、後が大変です。

参考:脚やせのためのリンパマッサージ方法

リンパのとくちょう!

リンパには、次のような特徴があります。



・リンパ経路には弁が存在し、それはリンパ毛細管の先端まで及んでいる。



・太いリンパ管では2-3mmごとに弁が存在し、細いリンパ管では弁の間隔は更に狭くなっている。



・リンパ管は、常時何らかの原因で圧迫されており、細いリンパ管は両方に押し出されようと
 しているが、弁が中枢方向にのみ開口しているため、一方向にのみ移動する。



・リンパ管が液体によって伸張されるとリンパ管壁の平滑筋は自動的に収縮する。



・弁と弁の間のリンパ管の各部分は、個々に自動ポンプとして作用する。



・ある文節がリンパで満杯になると収縮が起こり、これによってリンパは弁を通って次のリンパ節
  に流入する。



・その文節がリンパで充満すると、数秒以内にこの部分も収縮する



・この過程はリンパ管に沿って液体が最終的にリンパ管から静脈に流入するまで続く。




リンパ管は、周囲の組織からの刺激で収縮し、活性化されるため、運動やリンパマッサージ、腹式呼吸を行うことでスムーズに流れるようになります!!




リンパマッサージができないときは、軽く動いたり、複式呼吸でもリンパの流れが良くなるのは、
リンパ管と弁の特性によるのです。