リンパの流れ

リンパ管は、動脈(心臓のポンプ)と違ってポンプの役割をするものがないので、中の液体もとてもゆっくり流れています。(1秒で0.5cm以下・分速24センチメートル!)

しかも、毛細血管のように非常に細い管であるため、周りの筋肉が動くことで、やっと中のリンパ液が押し出される程度です。

運動不足で筋肉への刺激が少なかったり、乱れた食生活やストレスで老廃物がたまると、すぐにに渋滞してしまい、容量オーバーになり、むくみ、肥満、セルライトなどの原因になります

また、リンパ管は、押し出す力が弱いので、重力の影響を受けやすく、足や指先など心臓から遠くて、下に位置する部分にリンパ液がたまりやすくなります。
 ※立ち仕事や、座りっぱなしで動かないと、足がむくみやすいのはこのためです。

リンパ管は皮膚組織に多く分布しているため、皮膚組織にかるく刺激を与えることで、リンパ循環を促進させることが可能で、これを積極的におこなうのが「リンパマッサージ」の手法なのです。

リンパマッサージを行うことで、自分の力ではうごけないリンパの流れを促進したり、必要以上にたまった老廃物や毒素、皮膚や内臓のゴミを早く心臓の近くまで戻すことを促進できるのです。

参考:リンパマッサージの方法