リンパの特徴

リンパには、次のような特徴があります。

 ・すべてのリンパ経路には弁が存在し、それはリンパ毛細管の先端まで及ぶ。
 ・太いリンパ管では2-3mmごとに弁が存在し、細いリンパ管では弁の間隔は更に狭くなる。
 ・リンパ管は、常時何らかの原因で圧迫されており、細いリンパ管は両方に押し出されようとしているが、
  弁が中枢方向にのみ開口しているため、一方向にのみ移動する。
 ・リンパ管が液体によって伸張されるとリンパ管壁の平滑筋は自動的に収縮する。
 ・弁と弁の間のリンパ管の各部分は、個々に自動ポンプとして作用する。
 ・すなわちある文節がリンパで満杯になると収縮が起こり、これによってリンパは弁を通って次のリンパ節
  に流入する。
 ・その文節がリンパで充満すると、数秒以内にこの部分も収縮する
 ・この過程はリンパ管に沿って液体が最終的にリンパ管から静脈に流入するまで続く。